キリスト教保育連盟夏期講習会

C3

2011年07月30日 11:46

東日本大震災発生
二千十一年三月十一日(金)から
四ヵ月十九日です。

二千十一年七月二十七日(水)〜二十八日(金)
_キリスト教保育連盟第八十二回夏期講習会ヒルトン福岡シーホークで開催されました。聖亜幼稚園からゆうこ先生としほ先生とにしやま先生とわたし四人で参加しました。
_主題は「心をふるわせる―子どもの幸せのために―」です。

初日、二十七日(水)
ーー午後二時三十分ーーーーーーーーーー
開会礼拝
_今野善郎牧師(栄光幼稚園日本基督教団須賀川教会)。
_今野先生は聖亜幼稚園園長と指宿教会牧師であった先生です。今、福島原発事故による放射能被害のために日々放射能を測定し外遊びを短時間にしなければならない環境の状況でこどもたちと過ごされています。
_空き時間にお声を掛けていただいてご挨拶させていただきたいへん嬉しく思いました。
主題について
_片山知子さん(和泉短期大学/キリスト教保育連盟講習会委員長)。
ーー三時三十分〜五時ーーーーーーーーーー
講演
「子どもと自然」
河合雅雄さん(霊長類学者・兵庫県立人と自然の博物館名誉館長)
ーー五時ーーーーーーーーーー
永年勤続感謝状贈呈式
オリエンテーション

ーー六時ーーーーーーーーーー

二日目、二十八日(木)
_四つある分科会のうち私は第一分科会に参加させていただきました。
分科会(第一)
ーー午前九時ーーーーーーーーーー
分科会礼拝
_西岡巌牧師(日本基督教団福岡渡辺通教会
ーー九時三十分ーーーーーーーーーー
分科会講演
「こどもー絵本ーわたし」。西巻茅子さん(絵本作家)。
_代表作「わたしのワンピース」は多くの方が一度は手に取られたことのある絵本でしょう。
ーー午後十二時ーーーーーーーーーー
昼食休憩
ーー午後一時ーーーーーーーーーー
協議
ーー午後三時ーーーーーーーーーー

三日目、二十九日(金)
——午前九時三十分——————————
朝祷
——十時——————————
講演
「子どもと共にある保育の希望」。大豆生田啓友さん(玉川大学)。
——十一時三十分——————————
閉会礼拝
_古谷健司牧師(鶴川シオン幼稚園)。
——午後十二時——————————

_三日間の素晴らしい講習会でした。まさに心ふるわされる思いがしました。書き出すと書ききれませんので二点だけ感想を書きます。

_一つは今、日本で想像を超える困難を抱えて日常を過ごされている方がそれほど遠くはない所におられることを覚えつつ自分たちの日常を歩むことが求められています。神様はこのことをなす知恵をお与えくださいますよう祈ります。

_もう一つは、残念ながら私たちの国は、幼児の育ちを第一に考えてはいないこのような状況の中で幼児の育ちを第一に考え歩まなければなりません。
_一例としてこの国は子どもたちから親との触れ合いを奪おうとしています。子どもを預かる方法は考えても、二人の親がどちらかでも子どもたちとできるだけ過ごせるような就労体制を作ろうとはしてくれません。
_ありのままの自分が受け止められる場所が幼児の育ちには絶対に必要です。幼児期に必要なのは早期に知識や技術を先取りして獲得して行くことではなく、ありのまま自分が愛され必要とされていると感じることです。
_商業的な保育がもう始まっています。料金を支払う人のニーズに応えるだけで将来成長した姿に関心を持たない保育が始まっています。
_私たちは一人の人が人として一生を悔いなく過ごすことに関心をもちありのままを受け止め寄り添い歩みながら過ごすことを神様に祈り求めます。

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