聖霊降臨節第12主日〈信仰による勝利〉
東日本大震災発生
2011年3月11日(金)午後2時46分から
1年5か月2日です。
聖霊降臨節第12主日
ヨハネへの手紙一5章1~5節
51イエスがメシアであると信じる人は皆、神から生まれた者です。そして、生んでくださった方を愛する人は皆、その方から生まれた者をも愛します。
2このことから明らかなように、わたしたちが神を愛し、その掟を守るときはいつも、神の子供たちを愛します。
3神を愛するとは、神の掟を守ることです。神の掟は難しいものではありません。
4神から生まれた人は皆、世に打ち勝つからです。世に打ち勝つ勝利、それはわたしたちの信仰です。
5誰が世に打ち勝つか。イエスが神の子であると信じる者ではありませんか。
〈信仰による勝利〉
_イエス様が神様の子であると信じる者が世に打ち勝つ勝利を得ていると書いてあります。
_この言葉を最も狭く理解するならばキリスト教信仰を持ち続け教会につながり続けている人を指しています。これはこの時代キリスト教信仰を持っていることを人に知られることで、嫌がらせを受けたり酷い時には命の危険さえあった状況の中で、それでもとどまり続ける人たちへの励ましとなっていたことでしょう。
_しかしイエス様が神様の子であると信じるとは、イエス様の生涯が神様が良いと思わていると信じることです。イエス様の生涯は当時誰からも関心を持たれない人や自分ではどうしようもない困難を抱えながら誰も助けてくれない人と出会い手を差し伸べられました。そしてこのような人たちを助けない理由はどこにもないと教えられました。
_当時、神様の教えである律法が絶対だと信じていた人たちはたとえ誰かの困難を放っておくことになっても律法を守っていることが最も大切なことと考えていました。イエス様と鋭く対立し殺意を抱くまでになりました。
_そしてイエス様は十字架にはりつけになり殺されたのです。
_わたしはイエス様が神の子であると信じることは、結果やそのことでおかれる立場等、こういったことに左右されずに正しいと思うことを貫き自分らしく神様と向き合いながら歩むことを神様が良しとしてくださり自らも良いと思うことだと言って良いと信じます。
_人はできないことや無茶なことを思い続けることをやめようとします。できない自分と向き合わないといけないからかもしれません。しかしできそうにないことを心に大切に抱いて神様を信じ祈り続けることをやめないことが勝利、いや負けないことと言ったほうがふさわしいかもしれませんね。
聖書 新共同訳: (c)共同訳聖書実行委員会
Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988
告知
9月2日(日)映画「うまれる」が開聞総合体育館で上映されます。
この日は敬愛する故今柳田伊勢子姉妹召天1周年記念として礼拝を守らせていただきました。
悲しい気持ちはまだありますが、神様に心より感謝いたします。
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