東日本大震災発生
2011年3月11日(金)午後2時46分から
2年2か月16日です。
2013年5月26日(日)
三位一体主日
エフェソの信徒への手紙1章3〜14節
13わたしたちの主イエス・キリストの父である神は、ほめたたえられますように。神は、わたしたちをキリストのおいて、天のあらゆる霊的な祝福で満たしてくださいました。
4天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。
5イエス・キリストによって神の子にしようと御心のままに前もってお定めになったのです。
6神がその愛する御子によって与えてくださった輝かしい恵みを、わたしたちがたたえるためです。
7わたしたちはこの御子において、その血によって贖われ、罪を赦されました。これは、神の豊かな恵みによるものです。
8神はこの恵みをわたしたちの上にあふれさせ、すべての知恵と理解とを与えて、
9秘められた計画をわたしたちに知らせてくださいました。これは、前もってキリストにおいてお決めになった神の御心によるものです。
10こうして、時が満ちるに及んで、救いの業が完成され、あらゆるものが、頭であるキリストのもとに一つにまとめられます。天にあるものも地にあるものもキリストのもとに一つにまとめられるのです。
11キリストにおいてわたしたちは、御心のままにすべてのことを行われる方の御計画によって前もって定められ、約束されたものの相続者とされました。
12それは、以前からキリストに希望を置いていたわたしたちが、神の栄光をたたえるためです。
13あなたがたもまた、キリストにおいて、真理の言葉、救いをもたらす福音を聞き、そして信じて、約束された聖霊で証印を押されたのです。
14この聖霊は、わたしたちが御国を受け継ぐための保証であり、こうして、わたしたちは贖われて神のものとなり、神の栄光をたたえることになるのです。
〈神の富〉
聖霊を受けることによって信仰者は罪をゆるされて神さまに受けいれられる、と言います。聖霊とはわたしの中ではそれが何のかよく分からないけれど何であれわたしを助けてくれる存在です。こういったときに、「わたしを助けてくれる」ことにまず目がいきます。でも同じぐらい「何なのかよく分からない」ことにも注目するべきだと思います。
それは何なのかよく分からないけれどとにかく助けてくれるのだからそれでいいんだ、と思えるところに恵みがあると信じるからです。人は助けられているにも関わらずよく分からないことがあるとそこに引っかかり分かろうとし、いつの間にか助けられることよりもわかる方が大切だと意地になり分からなまま助けられることを嫌がることさえあります。
ワンピースというマンガに出てくるルフィーの言葉に「できるかどうかじゃない なりたいからなるんだ…… 海賊王になるって、俺が決めたんだから…… そのために戦って死ねたら、別にいい!」というのがあります。海賊王なんて絶対になれないと言われたのに答えたものです。ここには現実や人がどう思うかに左右されずに自分が決めたことに忠実に生きる姿があります。
私は人助けや平和を求める活動等は理屈をつけてやるものではないと思っています。思いが与えられて自分がそれに気づいたのなら、その思いこそ大切にするべきだと信じています。
勇気がなく、まわりの理解がなく、自分がそれに関わるのにふさわしいと思えない、などで一歩を踏み出せないときもあります。それでも思いを捨てずに持ち続けていることはすばらしいと信じます。
多くの人はその人のためになるかどうかを考えてアドバイスします。でも自分のためになるとか人のためになるとか理屈をつけてやり始めても長く続かないことが多いです。
私の夢は全ての人が幸せになってほしいという願いを死ぬその時まで持っていたいというものです。こんな思いに意味はないかもしれませんが、でも私のような者にこんな思いが与えられたことに感謝しています。そしてこの思いを大切にしたいと願っています。
できるかどうかどころか何をどうすれば夢がかなったことになるかさえ分かりませんが、そんなの関係ねえ、と言いながら与えられた思いをもって歩んでいきたいです。
聖書 新共同訳: (c)共同訳聖書実行委員会
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(c)日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988