東日本大震災発生
2011年3月11日(金)午後2時46分から
1年2か月9日です。
ペンテコステ
ヨハネによる福音書14章15~27節
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15「あなたがたは、わたしを愛しているならば、わたしの掟を守る。
16わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。
17この方は、真理の霊である。世は、この霊を見ようとも知ろうともしないので、受け入れることができない。しかし、あなたがたはこの霊を知っている。この霊があなたがたと共におり、これからも、あなたがたの内にいるからである。
18わたしは、あなたをみなしごにはしておかない。あなたがたのところに戻って来る。
19しばらくすると、世はもうわたしを見なくなるが、あなたがたはわたしを見る。わたしが生きているので、あなたがたも生きることになる。
20かの日には、わたしが父の内におり、あなたがたがわたしの内におり、わたしもあなたがたの内にいることが、あなたがたに分かる。
21わたしの掟を受け入れ、それを守る人は、わたしを愛する者である。わたしを愛する人は、わたしの父に愛される。わたしもその人を愛して、その人にわたし自身を現す。」
22イスカリオテでない方のユダが、「主よ、わたしたちには御自分を現わそうとなさるのに、世にはそうなさらないのは、なぜでしょうか」と言った。
23イエスはこう答えて言われた。「わたしを愛する人は、わたしの言葉を守る。わたしの父はその人を愛され、父とわたしとはその人のところに行き、一緒に住む。
24わたしを愛さない者は、わたしの言葉を守らない。あなたがたが聞いている言葉はわたしのものではなく、わたしをお遣わしになった父のものである。
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25わたしは、あなたがたといたときに、これらのことを話した。
26しかし、弁護者、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる。
27わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるものではない。心を騒がせるな。おびえるな。
〈聖霊の賜物〉
_ペンテコステはユダヤ教の大きなお祭りの一つです。キリスト教ではイエス様が天に昇られたあとにお弟子さんたちに聖霊が降った日を祝うようになりました。聖霊はここでは弁護者と書かれています。
_弁護者は私たちの足りないものを補っています。どんなふうに補っているかを考えると、私たちの本当の気持にずっと耳を傾けてくれているんだと思います。イエス様も出会う人の本当の気持に気づくのを求めておられてように思います。
_私たちは今を悩み戸惑います。落ち込んだりもします。それでも振り返ると今まで神様とイエス様と共に歩みそれなりに自分らしく良い人生を歩んできたと思える、そんな思いを与えてくれるのが弁護者だと思います。
_今色々悩み迷いながら前に進んでいくけれど、弁護者は本当の気持に気づくまで待ち続けてくれるのだと思います。私たちはできないからとか、無理だとあきらめたり、もう決めているから、人がああだこうだ言うかなどという理由をつけて本当の気持を向き合えなくなることがあります。そんなときもずっと本当の気持を待ってくれている方がいるって良いですね。
_お弟子さんたちが本当の気持を待っていてくれる方の助けを得たときがペンテコステで、この日は教会の誕生日と呼ばれます。教会は一人ひとりが本当の気持を出してくれるのを待ち続ける方がおられると知って始まりました。
聖書 新共同訳: (c)共同訳聖書実行委員会
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(c)日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988