聖霊降臨節第15主日〈新しい人間〉

C3

2012年09月02日 17:21

東日本大震災発生
2011年3月11日(金)午後2時46分から
1年5か月22日です。

聖霊降臨節第15主日

エフェソの信徒への手紙5章11~20節
511実を結ばない暗闇の業に加わらないで、むしろ、それを明るみに出しなさい。12彼らがひそかに行っているのは、口にするのも恥ずかしいことなのです。13しかし、すべてのものは光にさらされて、明らかにされます。14明らかにされるものはみな、光となるのです。それで、こう言われています。
_「眠りについている者、起きよ。
_死者の中から立ち上がれ。
_そうすれば、キリストはあなたを照らされる。」
_15愚かな者としてではなく、賢い者として、細かく気を配って歩みなさい。16時をよく用いなさい。今は悪い時代なのです。17だから、無分別な者とならず、主の御心が何であるかを悟りなさい。18酒に酔いしれてはなりません。それは身を持ち崩すもとです。むしろ、霊に満たされ、19詩編と賛歌と霊的な歌によって語り合い、主に向かって心からほめ歌いなさい。20そして、いつも、あらゆることについて、わたしたちの主イエス・キリストの名により、父である神に感謝しなさい。

〈新しい人間〉
_エフェソの信徒への手紙を読むと信仰を持ったからには持つ以前のようにではなく正しい人間になることを目指すべきだと読めます。そして正しい人間とは下品ではなく上品に振る舞うことのようにも思えます。

_下品なように見えてもこころの優しい人はいるし上品に見えてもずるい人もいます。

_正しいとか新しいとは自分が見える姿であり神様が見られる姿を基本にすることではないでしょうか。他の人の目を気にし、人が見ていなければ、罰を受けないならと考えて、自分や神様が見ている姿を気にしないならば正しいとは言えません。

_自分が正しいと考える人間になるのはそんなに簡単ではありません。

_最近脳科学クイズで正解が分からなくても一所懸命に考えてる状態が脳に良いと言われるのを良く耳にします。これと同じで自分をごまかさずに生きることは現実との間で思い悩むことが大切だと思います。

_親は子どもが一所懸命に思い悩んだけれども結果が出せないからといって気持ちを嬉しく思わないことはありません。神様も正しく生きようという気持を持ちながら思い悩んだ人間を結果だけを見て気持ちを受け取ってくださらないことはありません。

聖書 新共同訳: (c)共同訳聖書実行委員会
Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988

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