聖霊降臨節第16主日〈神に属する者〉

C3

2012年09月09日 21:27

東日本大震災発生
2011年3月11日(金)午後2時46分から
1年5か月29日です。

聖霊降臨節第16主日

ヨハネの手紙一5章10~21節
510神の子を信じる人は、自分の内にこの証しがあり、神を信じない人は、神が御子についてなさった証しを信じていないため、神を偽り者にしてしまっています。11その証しとは、神が永遠の命をわたしたちに与えられたこと、そして、この命が御子の内にあるということです。12御子と結ばれている人にはこの命があり、神の子と結ばれていない人にはこの命がありません。

_13神の子の名を信じているあなたがたに、これらのことを書き送るのは、永遠の命を得ていることを悟らせたいからです。14何事でも神の御心に適うことをわたしたちが願うなら、神は聞き入れてくださる。これが神に対するわたしたちの確信です。15わたしたちは、願い事は何でも聞き入れてくださるということが分かるなら、神に願ったことは既にかなえられていることも分かります。
_16死に至らない罪を犯している兄弟を見たら、その人のために神に願いないさい。そうすれば、神はその人に命をお与えになります。これは、死に至らない罪を犯している人々の場合です。死に至る罪があります。これについては、神に願うようにとは言いません。17不義はすべて罪です。しかし、死に至らない罪もあります。
_18わたしたちは知っています。すべて神から生まれた者は罪を犯しません。神からお生まれになった方が、その人を守ってくださり、悪い者は手を触れることができません。19わたしたちは知っています。わたしたちは神に属する者ですが、この世全体が悪い者の支配下にあるのです。20わたしたちは知っています。神の子が来て、真実な方を知る力を与えてくださいました。わたしたちは真実な方の内にその御子イエス・キリストの内にいるのです。この方こそ、真実の神、永遠の命です。21子たちよ、偶像を避けなさい。

〈神に属する者〉
_神に属することとは仲間であるかそうでないかを判断する材料になリそうです。おそらくヨハネの手紙が書かれた教会の状況は少数派で厳しいものだったでしょう。そんな中自分たちは神に属しているから現実が厳しくても勝利しているのだと考えても不思議ではありません。

_このように言っているこの手紙には二つのことを大切にしているようです。

_一つはイエス様の生涯は人としての生涯であったことです。つまり私たちが痛いと感じることは同じようにイエス様も痛いと感じられるし心も痛められるということです。超人のようにどんな状況も凄い力で全く平気でいるわけではありません。このことを受け止めないことを強く非難しています。

_もう一つは互いに愛し合うことです。

_このことから示されることはわたしたちは人と愛し合うことで人であったイエス様の思いを知ることです。イエス様にとってすべての人が大切な人でありました。しかし私たちはすべての人を同じように大切に思っているわけではありません。

_大切な人が傷ついてるとき、大切な人に裏切られたとき、大切な人が死んでしまったとき、その時に心に刻まれる思いは、イエス様の思いと重なります。私たちはすべての人を全く等しく愛することはできませんし、仮に出来たとしても病んでしまうことでしょう。でもイエス様は私たちの罪が許されるために人として世に来てすべての人を愛して下さいました。

_信じる者にとって大切なのはイエス様の思いが自分の思いと重なるときに与えられる恵に生かされることです。1年に1回しかはっきりと自覚できないかもしれません。だとしても、自分の思いやイエス様の思いに関係なく、ただ良いとされる習慣を守り悪とされることを避けることでは信仰に生きることはできません。

_さらに神様がまず最初に私たちを愛して下さったと言います。私たちは神様の愛を受けて人を愛します。人はその人の愛を必要としている人がきっといます。そしてその愛はイエス様の愛と重なります。

聖書 新共同訳: (c)共同訳聖書実行委員会
Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988
礼拝後、役員会…。
午後3時から鹿児島キリスト教センターで鹿児島地区委員会でした。

日曜日詰まってるとその週は結構きついです。
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