2013年06月16日
聖霊降臨節第5主日〈生涯のささげもの〉
東日本大震災発生
2011年3月11日(金)午後2時46分から
2年3か月5日です。
2011年3月11日(金)午後2時46分から
2年3か月5日です。
2013年6月16日(日)
聖霊降臨節第5主日
コリントの信徒への手紙二8章1〜15節81兄弟たち、マケドニア州の諸教会に与えられた神の恵みについて知らせましょう。2彼らは苦しみによる激しい試練を受けていたのに、その満ち満ちた喜びと極度の貧しさがあふれ出て、人に惜しまず施す豊かさとなったということです。3わたしは証ししますが、彼らは力に応じて、また力以上に、自分から進んで、4聖なる者たちを助けるための慈善の業と奉仕に参加せてほしいと、しきりにわたしたちに願い出たのでした。5また、わたしたちの期待以上に、彼らはまず主に、次いで、神の御心にそってわたしたちにも自分自身を献げたので、6わたしたちはテトスに、この事前の業をあなた方の間で始めたからには、やり遂げるようにと勧めました。7あなたがたは信仰、言葉、知識、あらゆる熱心、わたしたちから受ける愛など、すべての点で豊かなのですから、この慈善の業においても豊かな者となりなさい。
8わたしは命令としてこう言っているのではありません。他の人々の熱心に照らしてあなたがたの愛の純粋さを確かめようとしていうのです。9あなたがたは、わたしたちの主イエス・キリストの恵みを知っています。すなわち、主は豊かであったのに、あなたがたのために貧しくなられた。それは、主の貧しさによって、あなたがたが豊かになるためだったのです。10この件についてわたしの意見を述べておきます。それがあなたがたの益になるからです。あなたがたは、このことを去年から他に先がけて実行したばかりでなく、実行したいと願ってもいました。11だから、今それをやり遂げなさい。進んで実行しようと思ったとおりに、自分が持っているものでやり遂げることです。12進んで行う気持ちがあれば、持たないものではなく、持っているものに応じて、神に受け入れられるのです。13他の人々には楽をさせて、あなたがたに苦労をかけるということではなく、釣り合いがとれるようにするわけです。14あなたがたの現在のゆとりが彼らの欠乏を補えば、いつか彼らのゆとりもあなたがたの欠乏を補うことになり、こうして釣り合いがとれるのです。
15「多く集めた者も、余ることはなく、
わずかしか集めなかった者も
不足することはなかった」
と書いてあるとおりです。
〈生涯のささげもの〉
ささげることについて、持っている人ではなくて持たない人を見習うように勧められています。マルコによる福音書12章41〜44節には、金持ちがたくさん入れいていたのに貧しい未亡人が銅貨2枚入れたのを御覧になったイエス様が「この貧しいやもめは、賽銭箱に入れている人の中で、だれよりもたくさん入れた。皆は有り余る中から入れたが、この人は、乏しい中から自分の持っている物をすべて、生活費を全部入れたからである」と言われました。何らかの力ある人が困っている人をかわいそうに思いその人のために与えることはもちろん良いことです。神さまのためにささげることもそうです。しかしこの「〜ために」ささげることよりもっと尊いものがあります。
生活費を全部入れてしまった未亡人はこれで自分で生活することはできません。どうするのか、それはきっと神さまがどうにかしてくださると信じていると思います。彼女は神さまの「ために」ささげたのではなく、神さまと「共にいるから」ささげたのです。例えて言うならば少し昔給料をもらった夫が妻にそれを渡すのに近いイメージだと思います。彼女にとってささげることは誰かの欠乏を補うことではなくて、誰かと共にいるために共有することです。
「〜のために」ささげることはある意味、自分の出来る分は果たしたので後は他の人が何とかするべきと、切り離してしまうことになることもあるでしょう。ささげるとは自分の分の責任を果たすことではなく、共有して担いあうことです。
聖書 新共同訳: (c)共同訳聖書実行委員会
Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988
Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988
聖霊降臨節第17主日〈隣 人〉
聖霊降臨節第16主日〈教会の一致と交わり〉
聖霊降臨節第15主日〈究極の希望〉。
聖霊降臨節第14主日〈忍 耐〉。
聖霊降臨節第13主日〈家 族〉。
聖霊降臨節第12主日/平和聖日〈苦難の共同体〉。
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Posted by C3 at 13:19│Comments(0)
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