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2011年05月15日

ヨハネによる福音書六章三十四〜四十節。〈命のパン〉。

東日本大震災発生
二千十一年三月十一日(金)から
二ヵ月四日です。

復活節第四主日

ヨハネによる福音書六章三十四〜四十節。〈命のパン〉。
詩編七十八編二十三〜三十九節
_23それでもなお、神は上から雲に命じ
_天の扉を開き
24彼らの上にマナを降らせ、食べさせてくださった。
_神は天からの穀物をお与えになり
25人は力ある方のパンを食べた。
_神は食べ飽きるほどの糧を送られた。
26神は東風を天から送り
_御力をもって南風を起こし
27われらの上に肉を糧のように降らせ
_翼ある鳥を海辺の砂のように降らせ
28彼らは食べて飽き足りた。
_神は彼らの欲望を満たしてくださった。

ヨハネによる福音書六章三十四〜四十節
_34そこで、彼らが、「主よ、そのパンをいつもわたしたちにください」と言うと、35イエスは言われた。「わたしがいのちのパンである。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決して渇くことがない。36しかし、前にも言ったように、あなたがたはわたしを見ているのに、信じない。37父がわたしにお与えになる人は皆、わたしのところに来る。わたしのもとに来る人を、わたしは決して追い出さない。38わたしが天から降って来たのは、自分の意志を行うためではなく、わたしをお遣わしになった方の御心を行うためである。39わたしをお遣わしになった方の御心とは、わたしに与えてくださった人を一人も失わないで、終わりの日に復活させることである。40わたしの父の御心は、子を見て信じる者が皆永遠の命を得ることであり、わたしがその人を終わりの日に復活させることだからである。」

〈命のパン〉。
ヨハネによる福音書六章三十四〜四十節。〈命のパン〉。_最近ラジオを聞いているとダイエットサプリの通販をよく耳にします。その商品の売りは飲むだけで簡単に痩せられるというのがほとんどです。通常肥満を解消しようと思えば運動をしたりバランスの取れた食事を心掛けたりかなりの努力を強いられる場合がほとんどです。簡単に痩せる方法があれば肥満に困っている人にとってこんなに嬉しいことはありません。
_本日の聖書のお話しに出てくる人たちはどうすれば神様の御心にしっかりと立って歩んでいけるかの答えを熱心に求める人です。イエス様をわざわざ探し出して話しを聞こうと熱心に求めています。彼らは一所懸命に答えを求めていますが私にはどこかずれていると感じてしまいます。ダイエットするのにどんな方法を用いればうまく痩せられるかを熱心に研究して結局どの方法も続かないで痩せられないのと似た感じを受けるのです。
_礼拝堂の中には愛鳥週間に幼稚園のこどもたちの作った鳥たちがいます。鳥と聞いて思い浮かぶ聖句に「命のことで何を食べようか体のことで何を着ようかと思い悩むな。命は食べ物より大切であり、体は衣服より大切だ。烏のことを考えて見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、納屋も倉も持たない。だが、神は烏を養ってくださる。あなたがたは、鳥よりもどれほど価値があることか」(ルカ12:22c〜24)という御言葉があります。どうやって生きていくのに必要なものを手に入れるかを悩んでも仕方がないので、神様が大切にしてくださっていることに目を向けようと勧めています。
_神様の御心に立って歩むためにはどんな努力や秘訣が必要なのかを考えることは、食べ物ことで思い悩むのと似ています。それよりも神様がどれほどわたしたちを大切にしてくださっているかに目を向けるべきなのです。
_ダイエットを成功させるためにはその方法ではなくなぜ痩せたいと思うかという意志です。強い意志があれば辛い方法であっても乗り越えることができるでしょう。簡単な方法であっても意志が弱いと挫けてしまいます。
_神様の御心にたって歩むことも方法ではなく歩みたいという意志と理由としての動機が大切です。「わたしが命のパンである。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決して渇くことがない」(ヨハ6:35bc)と言われます。わたしたちはイエス様によって愛され必要とされています。人は他人から愛され必要とされることによって力づけられます。生きるために必要な物が満たされていても、生きていく理由が見つからなければ生きていけないこともあります。
_わたしたちは命のパンをいただいています。わたしたちは愛され必要とされている限りたとえ困難にぶつかってもその状況を受け入れ生きる力が尽きることはありません。生きるのに大切なのは方法でなく理由です。


聖書 新共同訳: (c)共同訳聖書実行委員会
Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988



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Posted by C3 at 14:04│Comments(0)礼拝式報告
 
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