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2011年06月17日

使徒言行録二章一〜十一節〈聖霊の賜物〉

東日本大震災発生
二千十一年三月十一日(金)より
三ヵ月六日です。

二千十一年六月十二日(

ペンテコステ/花の日・子どもの日

詩編百四十六編一〜十節
1ハレルヤ。
_わたしの魂よ、主を賛美し
2命ある限り、わたしは主を賛美し
_長らえる限り
___わたしの神にほめ歌をうたおう。

3君侯に依り頼んではならない。
_人間には救う力はない。
4霊が人間を去れば
_人間は自分の属する土に帰り
_その日、彼の思いも滅びる。

5いかに幸いなことか
_ヤコブの神を助けと頼み。
_主なるその神を待ち望む人
6天地を造り
_海とその中にあるすべてのものを造られた神を。

_とこしえにまことを守られる主は
7虐げられている人のために裁きをし
_飢えている人にパンをお与えになる。
_主は捕われ人を解き放ち
8主は見えない人の目を開き
_主はうずくまっている人を起こされる。
_主は従う人を愛し
9主は寄留の民を守り
_みなしごとやもめを励まされる。
_しかし主は、逆らう者の道をくつがえされる。

10主はとこしえに王。
_シオンよ、あなたの神は代々に王。
_ハレルヤ。

使徒言行録二章一〜十一節
_1五旬祭の日が来て、一同が一つになって集っていると、2突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。3そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。4すると、一同は聖霊に満たされ、〝霊〟が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。
_5さて、エルサレムは天下のあらゆる国から帰って来た、信心深いユダヤ人が住んでいたが、6この物音に大勢の人が集って来た。そして、だれもかれも、自分の故郷の言葉が話されいるのを聞いて、あっけにとられてしまった。7人々は驚き怪しんで言った。「話しをしているこの人たちは、皆ガリラヤの人ではないか。8どうしてわたしたちは、めいめいが生まれた故郷の言葉を聞くのだろうか。9わたしたちの中には、パルティア、メディア、エラムからの者がおり、また、メソポタミア、ユダヤ、カパドキア、ポントス、アジア、10フリギア、パンフィリア、エジプト、キレネに接するリビア地方などに住む者もいる。また、ローマから来て滞在中の者、11ユダヤ人もいれば、ユダヤ教への改宗者もおり、クレタ、アラビアから来た者もいるのに、彼らがわたしたちの言葉で神の偉大な業を語っているのを聞こうとは。」

〈聖霊の賜物〉
_ペンテコステの日、聖霊がお弟子さんたちに降ります。そして最初の奇跡がガリラヤ出身のお弟子さんたちが話せるはずがないいろんな言葉で福音を語り始めたことです。この日は五旬祭と言ってユダヤ教の大きな祭りで言葉の違ういろんな地方から多くの人が集っていました。お弟子さんたちがそれぞれ自分たちの住んでいる場所の言葉で福音を語り出すのを聞いて驚きます。
_この物語は創世記十一章にあるバベルの塔の物語が連想されます。人は集って組織を作ることによって大きな力を発揮するようになりました。その力を誇示するため世界一高い塔の建設が始まります。神様はこの企てを阻止されます。
_バベルの塔は一人の王が自分の力を誇示するために沢山の労力を注ぎ込んで建設が進められました。人は支配される者と支配する者に分けられました。支配される者はその下に支配される者を従えその者もまた下にと何層にも支配の構造が塔のように続いていました。権力者が望む命令は言葉によって下へ下へと伝達され下にいる者の意志と自由を奪いました。
_神様はこの言葉を通じなくするために言葉をたくさん種類に分けられました。命令されてもその内容が分からず結局自分の行動はその人が決めることになりました。
_ペンテコステの日に起こった出来事も言葉が鍵になっています。通じなくなった言葉が通じるようになったと捉えるとバベルと塔で乱れた言葉が再び整えられたと受け取ることもできます。ペンテコステで言葉が整えられたとしてもたくさんの言葉が一つだけになったのでありません。神様により良い知らせが、たくさんの言葉によって語られたのです。
_キリスト教二千年の歴史を振り返るとその多くの時は教会ではラテン語だけしか使われていませんでした。バベルの塔が建設されたときに一つの言葉しか話されていなかったことと共通するようです。1534年マルティン・ルターが聖書をドイツ語に翻訳しました。今日ではあらゆる言語で聖書を読むことができます。
_イエス様の時代、ユダヤ人である限りどのような人も律法に書かれている決まりを守っているかそうでないかで良い悪いが判断されることが多くありました。そのような中でイエス様は迷い出た一匹の羊を見捨てず探しにいくように、多くの人が見捨てた罪ある人を探し求めてくださいました。
_ペンテコステで降った聖霊も一人一人のお弟子さんたちぞれぞれのもとに与えられました。イエス様はすべての人に当てはまる一つの基準をつくられるわけではありません。一人一人にあわせてそれぞれの生き方を示してくださいます。わたしたちが聖霊=助ける者から力づけられて歩むのは信仰者らしくではありません。神様が創造してくださったままに自分らしく歩むために力づけられています。

聖書 新共同訳: (c)共同訳聖書実行委員会
Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988





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Posted by C3 at 19:54│Comments(0)礼拝式報告
 
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