2011年12月11日
マラキ書3章19~24節〈先駆者〉
東日本大震災発生
2011年3月11日(金)午後2時46分から
9か月です。
2011年3月11日(金)午後2時46分から
9か月です。
降誕節第2主日
マラキ書3章19~24節
19見よ、その日が来る。
_炉のように燃える日が。
_高慢な者、悪を行う者は
_すべてわらのようになる。
_到来するその日は、と万軍の主は言われる。
_彼らを燃え上がらせ、根も枝も残さない。
20しかし、わが名を畏れ敬うあなたたちには
_義の太陽が昇る。
_その翼にはいやす力がある。
_あなたたちは牛舎の子牛のように
_躍り出て跳び回る。
21わたしが備えているその日に
_あなたたちは神に逆らう者を踏みつける。
_彼らは足の下で灰になる、と万軍の主は言われる。
22わが僕モーセの教えを思い起こせ。
_わたしは彼に、全イスラエルのため
_ホレブで掟と定めを命じておいた。
23見よ、わたしは
_大いなる恐るべき主の日が来る前に
_預言者エリヤをあなたたちに遣わす。
24彼は父の心を子に
_子の心を父に向けさせる。
_わたしが来て、破滅をもって
_この地を撃つことがないように。
〈先駆者〉
_先駆者とは何か特別に新しいことに取り組んで行くイメージを持ちます。洗礼者ヨハネも先駆者と言われます。もう少しくだけて言うと先を走ってる人ですね。先頭に立って人々をこっちこっちと案内してくれる人とイメージした方が分かりやすいです。
_マラキもイスラエルの民を先頭に立って案内します。このとき民は悪い民であったようで厳しい言葉で叱責しながらの案内になっています。お店などでよく幼い子どもがお菓子売り場やおもちゃ売り場の前から動かないでお母さんから叱れているのを見ることがあります。置いていくよ、先に行くよ、などと叱られたりしています。イスラエルの民も自分の欲望を優先して立ち止まっているのをマラキは必死にこちらにくるように諭しているようです。私たちは自己中心的な思いにとらわれ進むべき道を失うとき、導いてくれる者の声に耳をすますべきです。
_先頭から導く者の声を聞き必死の思いで付いて行こうとするならば余裕がなくなってしまいます。とにかく前ばかりを気にして後ろのことなんか考えられないでしょう。先駆者が先頭に立って導く者であるのに対しキリストは最後尾におられ誰一人迷うことがないように見ていてくださいます。私たちは先頭で導く者の声を聞き付いて行きながらも迷ったときには最後尾にいてくださるキリストが迷いでた私を見つけ出して正しい道へと連れ戻して下さいます。
_私たちは我先に良い人間なろう義しい人間になろうとして不安を抱いたり焦りを感じたり自分の歩みの邪魔になっていることに対して苛立ちを感じる必要はありません。迷っても捜し出してくださる方がおられるからです。私たちは誰一人欠けることなく進んでいくのです。
_先駆者は正しい道を示して声を掛けてくれます。私たちは自己中心的な迷い道から正しい道へと歩み出そうとします。しかしこの歩みの中にも自分や自分の仲間が正しい道を歩むことだけしか考えられない新たな自己中心的な思いにとらわれるかもしれません。私たちには先駆者と同時に最後尾から見守られているキリストが与えられています。私たちは自分らしく自分のペースで一緒に歩む人々を心にとめながら進んで行けばいいのです。どこにいようとも前には先駆者が後ろにはキリストがいてくださいます。
聖書 新共同訳: (c)共同訳聖書実行委員会
Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988
Executive Committee of The Common Bible Translation
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聖霊降臨節第17主日〈隣 人〉
聖霊降臨節第16主日〈教会の一致と交わり〉
聖霊降臨節第15主日〈究極の希望〉。
聖霊降臨節第14主日〈忍 耐〉。
聖霊降臨節第13主日〈家 族〉。
聖霊降臨節第12主日/平和聖日〈苦難の共同体〉。
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Posted by C3 at 22:09│Comments(0)
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