2012年01月29日
ヨハネによる福音書2章13~25節〈新しい神殿〉
東日本大震災発生
2011年3月11日(金)午後2時46分から
10か月18日です。
2011年3月11日(金)午後2時46分から
10か月18日です。
降誕節第6主日
ヨハネによる福音書2章13~25節
_13ユダヤ人の過越祭が近づいたので、イエスはエルサレムへ上って行かれた。14そして、神殿の境内で牛や羊や鳩を売っている者たちと、座って両替をしている者たちを御覧になった。15イエスは縄で鞭を作り、羊や牛をすべて境内から追い出し、両替人の金をまき散らし、その台を倒し、16鳩を売る者たちに言われた。「このような物はここから運び出せ。わたしの父の家は商売の家としてはならない。」17弟子たちは、「あなたの家を思う熱意がわたしを食いつくす」と書いてあるのを思い出した。18ユダヤ人たちはイエスに、「あなたは、こんなことをするからには、どんなしるしをわたしたちに見せるつもりか」と言った。19イエスは答えて言われた。「この神殿を壊して見よ。三日で建て直してみせる。」20それでユダヤ人たちは、「この神殿は建てるのに四十六年もかかったのに、あなたは三日で建て直すのか。」と言った。21イエスの言われる神殿とは、御自分の体のことだったのである。22イエスが死者の中から復活されたとき、弟子たちは、イエスがこう言われたのを思い出し、聖書とイエスの語られた言葉とを信じた。
_23イエスは過越祭の間エルサレムにおられたが、そのなさったしるしを見て、多くの人がイエスの名を信じた。24しかし、イエス御自身は彼らを信用されなかった。それは、すべての人のことを知っておられ、25人間についてだれからも証ししてもらう必要がなかったからである。イエスは、何が人間の心の中にあるかをよく知っておられたのである。
〈新しい神殿〉
宮清め、と呼ばれる話しは四つの福音書全てに描かれています。暴れておられるイエス様の姿は印象に残ります。特にヨハネによる福音書でマタイ、マルコ、ルカと違うところは福音書の冒頭に出てきていることです。宮清めの出来事が福音の中心にあると考えたからでしょう。もう一つ23節以下に続く言葉はヨハネにしかありません。ここには「イエス御自身は彼らを信用されなかった」と一見衝撃的な言葉があります。
ユダヤの人たちが神様の会いに来るときふさわしい場所がありました。最もふさわしい場所はエルサレム神殿です。また最もふさわしい時の一つは祭の時であり過越祭もそうでした。また持ってくるものもふさわしいものがありました。ふさわしい場所にふさわしい時ふさわしいものを持ってくることが神様の前に正しいことだと思われます。
ふさわしくない場所にふさわしくない時ふさわしくないものを持ってくることは神様の前に正しくないと思われます。ここにつけ込んでお金を儲けようと神殿の中で商売する人がいます。このような場をイエス様は壊されます。人の目に何が写るか、ふさわしい場所にいるか、ふさわしい時か、ふさわしいものを持っているか、こんなことに縛られて商売人に食い物にされないと神様の前に立つことができないなど我慢ならなかったでしょう。
人は見えるところで人を判断します。しかし人には分からない事情を抱えているのが人です。人が悪いと決めつけている人は誰から食い物にされたあとかもしれません。イエス様は「何が人間の心の中にあるかをよく知っておられます」。
壊されたあと三日後に建てられる新しい神殿は見えるだけの姿で良い悪いと決めることはありません。このような神殿は壊され罪ある人もイエス様の十字架によりゆるされすべての人が神様から愛され必要とされる者として招かれる神殿です。
聖書 新共同訳: (c)共同訳聖書実行委員会
Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988
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聖霊降臨節第17主日〈隣 人〉
聖霊降臨節第16主日〈教会の一致と交わり〉
聖霊降臨節第15主日〈究極の希望〉。
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聖霊降臨節第12主日/平和聖日〈苦難の共同体〉。
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Posted by C3 at 14:19│Comments(0)
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