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2012年07月01日

聖霊降臨節第6主日「異邦人の救い」

東日本大震災発生
2011年3月11日(金)午後2時46分から
1年3か月20日です。

聖霊降臨節第6主日

エフェソの信徒への手紙2章11~22節
_14だから、心に留めておきなさい。あなたがたは以前には肉によれば異邦人であり、いわゆる手による割礼を身に受けている人々からは、割礼のない者と呼ばれていました。12また、そのころは、キリストとかかわりなく、イスラエルの民に属さず、約束を含む契約と関係なく、この世の中で希望を持たず、神を知らずに生きていました。13しかしあなたがたは、以前は遠くはなれていたが、今や、キリスト・イエスにおいて、キリストの血によって近いものとなったのです。
_14実に、キリストはわたしたちの平和であります。二つのものを一つにして、御自分の肉において敵意という隔ての壁を取り壊し、15規則と戒律ずくめの律法を廃棄されました。こうしてキリストは、双方を御自分において一人の新しい人に造り上げて平和を実現し、16十字架を通して、両者を一つの体として神と和解させ、十字架によって敵意を滅ぼされました。17キリストはおいでになり、遠くはなれているあなたがたにも、また、近くにいる人々にも、平和の福音を告げ知らせられました。18それで、このキリストによってわたしたち両方の者が一つの霊に結ばれて、御父に近づくことができるのです。19従って、あなたがたはもはや、外国人でも寄留者でもなく、聖なる民に属する者、神の家族であり、20使徒や預言者という土台の上に建てられています。そのかなめ石はキリスト・イエス御自身であり、21キリストにおいて、この建物全体は組み合わされて成長し、主における聖なる神殿となります。22キリストにおいて、あなたがたも共に建てられ、霊の働きによって神の住まいとなるのです。

〈異邦人の救い〉
_異邦人と言う場合、2つの意味を考えたいと思います。1つはイスラエル人ではないとの意味です。エフェソの信徒への手紙を書いたのがイスラエル人であるわけですから、邦人はイスラエル人、異邦人はイスラエル人ではない人です。

_もう一つ読み手にとっての異邦人です。日本人なら日本人以外です。

_1つ目の異邦人を考えましょう。イスラエルの民は律法を知り守る人たちです。そして割礼という傷を体に刻んでいました。心の中は自分にはある程度分かっても他人に理解してもらうことは難しいです。でも決まりがあればしるしがあればそれを他人に示すことができます。他人に示すことができることが救いにつながっていました。異邦人が救われることはイエス・キリストの十字架により、他人に示せるようなものではなく、その人が心がある限り救おうとされるのです。

_もう1つですが、自分にとって邦人つまり仲間と考える人、たちではない異邦人の救いが与えられることを考えましょう。
_私たちが正しさを求める限り正しくないものを生み出しお互いに正しさを自分のもとするため争うこともあるでしょう。よくニュースで事故が報道されると邦人の被害は何人と伝えられることが多くあります。これは言外に邦人ではない人たちのことは関心を持たないものだと言っています。
_仮に正しさを求めて仲間づくりすると当然利害が異なる敵グループができることでしょう。先ほどのニュースのように仲間=邦人の痛みには関心を払うけれども仲間以外=異邦人の痛みには関心を払えなくなってしまうことも多いでしょう。正しく生きることは大切です。しかしその前にイエス様はすべての人が命を与えれて良かったと思えることではないでしょうか。そのために十字架に掛かり死んでくださいました。私たちは正しさを求めるならば、すべての人が生まれて来て良かった思えることをイエス様が願われていることを忘れてはなりません。正しさを求めつつ、すべての人が本当に納得いく行動と言葉を発し生きる歓びを味わえるように願いたいです。

_利害を異にする方たちと対峙するとき、その人が本当に心から納得できることをなせるよう願うべきです。滅んでしまうことではありません。

_それでも私たちは弱いです。そんな理想通りにできないです。湧き出る感情を抑えることができないかもしれません。それでも信じることはできます。できるはずです。神様が助けてくださいます。

聖書 新共同訳: (c)共同訳聖書実行委員会
Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988



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Posted by C3 at 18:01│Comments(0)礼拝式報告
 
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