2013年02月03日
降誕節第6主日〈いやすキリスト〉
東日本大震災発生
2011年3月11日(金)午後2時46分から
1年10か月23日です。
2011年3月11日(金)午後2時46分から
1年10か月23日です。
2013年2月3日(日)
降誕節第6主日
マタイによる福音15章21~31節15
21イエスはそこをたち、ティルスとシドンの地方に行かれた。22すると、この地に生まれたカナンの女が出て来て、「主よ、ダビデの子よ、わたしを憐れんでください。娘が悪霊にひどく苦しめられています」と叫んだ。23しかし、イエスは何もお答えにならなかった。そこで、弟子たちが近寄ってきて願った。「この女を追い払ってください。叫びながらついて来ますので。」24イエスは、「わたしは、イエスラエルの家の失われた羊のところにしか遣わされていない」とお答えになった。25しかし、女は来て、イエスの前にひれ伏し、「主よ、どうかお助けください」と言った。26イエスが、「子供たちのパンを取って小犬にやってはいけない」とお答えになると、27女は言った。「主よ、ごもっともです。しかし、小犬も主人の食卓から落ちるパン屑はいただくのです。28そこで、イエスはお答えになった。「婦人よ、あなたの信仰は立派だ。あなたの願いどおりになるように。」そのとき、娘の病気はいやされた。
29イエスはそこを去って、ガリラヤ湖のほとりに行かれた。そして、山に登って座っておられた。30大勢の群衆が、足の不自由な人、目の見えない人、体の不自由な人、口の利けない人、その他多くの病人を連れて来て、イエスの足もとに横たえたので、イエスはこれらの人々をいやされた。31群衆は、口の利けない人が話すようになり、体の不自由な人が治り、足の不自由な人が歩き、目の見えない人が見えるようになったのを見て驚き、イスラエルの神を賛美した。
〈いやすキリスト〉
二つの癒しの物語です。
二つの目の癒しの物語はイスラエルの民の癒しです。イエス様の近くに連れてくるだけでどんどん癒されます。民は神様を賛美します。驚くべきことが起こったからです。驚くとはまさに信じられないことが起こるから驚くわけですが、信じて連れてきたのにやはりその通りになると驚くわけですね。
一つ目の癒しは本当に対照的です。
女性はイエス様に娘を癒してもらうと決心します。この決心は実に堅いものです。
まず悲痛な叫びでイエス様に助けを求めます。イエス様は何もお答えになりません。それでもこの女性の決心は揺らぐことはありません。
弟子たちがこの女性をうっとおしく思ったのでしょうか、イエス様にこの女性をどうにかして欲しいと頼みます。ここでようやくイエス様は口を開かれます。出てきた言葉は女性にとって非常につらいものでした。あなたはイスラエルの民ではないので自分に関わりのないことだと言われます。それでもこの女性の決心は揺らぐことはありません。
その内容はおいておいてイエス様が自分に話しかけられたことでさらに女性は助けを求めます。するとイエス様がお答えになります。それは先程の言葉と同じ女性にとってつらいものでした。あなたの願いを聞くことはこどものパンをとって小犬にあげるようなものだ、そんなことは良くない、と。それでもこの女性の決心は揺らぐことはありません。
イエス様が仰ったことを認めながらも、テーブルからこぼれ落ちるパン屑を小犬が食べるくらいゆるされるでしょうと答えます。
イエス様は女性の信仰が立派なのに感心されます。
癒しとは頼るべきものがあることかもしれません。この女性は頼るべきものを見つけ決して見失いませんでした。困難が取り去られるだけが癒しではなく、頼るべきもの、希望が与えられ続けることが、生きていく上でより大切です。
聖書 新共同訳: (c)共同訳聖書実行委員会
Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988
Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988
聖霊降臨節第17主日〈隣 人〉
聖霊降臨節第16主日〈教会の一致と交わり〉
聖霊降臨節第15主日〈究極の希望〉。
聖霊降臨節第14主日〈忍 耐〉。
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聖霊降臨節第12主日/平和聖日〈苦難の共同体〉。
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Posted by C3 at 17:22│Comments(0)
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