2013年02月24日
受難節第2主日〈悪と戦うキリスト〉
東日本大震災発生
2011年3月11日(金)午後2時46分から
1年11か月13日です。
2011年3月11日(金)午後2時46分から
1年11か月13日です。
2013年2月24日(日)
受難節第2主日
マタイによる福音書12章22~32節12
22そのとき、悪霊に取りつかれて目が見えず口の利けない人が、イエスのところに連れられて来て、イエスがいやされると、ものが言え、目が見えるようになった。23群衆は皆驚いて、「この人はダビデの子ではないだろうか」と言った。24しかし、ファリサイ派の人々はこれを聞き、「悪霊の頭ベルゼブルの力によらなければ、この者は悪霊を追い出せはしない」と言った。25イエスは、彼らの考えを見抜いて言われた。「どんな国でも内輪で争えば成り立って行かない。26サタンがサタンを追い出せば、それは内輪もめだ。そんなふうでは、どうしてその国が成り立っていくだろうか。27わたしがベルゼブルの力で悪霊を追い出すのなら、あなたたちの仲間は何の力で追い出すのか。だから、彼ら自身があなたたちを裁くものとなる。28しかし、わたしが神の霊で悪霊を追い出しているのであれば、神の国はあなたたちのところに来ているのだ。29また、まず強い人を縛り上げなければ、どうしてそれの家に押し入って、家財道具を奪い取ることができるだろうか。まず縛ってから、その家を略奪するものだ。30わたしに味方しない者は散らしている。31だから、言っておく。人が犯す罪や冒涜は、どんなものでも赦されるが、〝霊〟に対する冒涜は赦されない。32人の子にいい逆らう者は赦される。しかし、聖霊に言い逆らう者は、この世でも後の世でも赦されることがない。」
〈悪と戦うキリスト〉
他人の失敗を喜んだり成功を腹立たしいと思うことがあります。ボーリング等のゲームで対戦相手に対してこんなふうに思うことはあります。遊びでならまだ良いですが、これが命に関わる事故や手術などの場合、失敗を喜んだり成功を腹立たしいと思うことはどこか病んだところがあるかもしれません。本日の物語は、悪霊に取りつかれて目が見えず口が利けない人がイエス様によって癒されます。それをファリサイ派の人が悪魔の力を用いてしたのだと悪くいいます。イエス様は自分に対して悪く言うのは良いが霊を悪く言うのはゆるされない、と厳しく言い放たれます。ファリサイ派の人が霊を悪く言ったとは具体的にどんなことを指すのでしょう。
ファリサイ派の人はイエス様の業を悪く言いますがそれはゆるされるとイエス様は言われます。もう一つファリサイ派の人の闇は一人の人が悪霊による苦難から解放されたことを喜ばないどころか腹立たしいとさえ思っていることです。イエス様は自分の力に対してよく思わないのは分かるが、だからといって同胞が苦難から解放されたことを腹立たしいと思うとはどういうことか、と責められます。
どんなに素晴らしいことを言おうと実行しようと、一人の人が苦難から解放されることを腹立たしく思ったり、一人の人が苦難をおったりするのを喜んだりするなら、その人の人生は偽りに満ちている、そういうことではないでしょうか。
そしてイエス様はファリサイ派の人を裁いておられるわけではないと思います。イエス様は逆説的な物言いをされます。当たり前のことをそのまま言われることはほとんどありません。ここでは仲間割れするとその集団はうまくいかない等、とてもストレートな表現です。このことが示すのはイエス様がファリサイ派の人が立っているところがあまりに滅びに近いところにあるので、引き戻そうと手を伸べられたと思います。
イエス様が戦われたのは悪であり悪人ではありません。自分のことを理解してくれない人をも愛されました。だからこそ十字架の死へと向かわれました。
聖書 新共同訳: (c)共同訳聖書実行委員会
Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988
Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988
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Posted by C3 at 13:56│Comments(0)
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